文部科学省が英語の全国テストを
2019年度から実施することを発表しました。
全国学力・学習状況調査は毎年国語と数学、
数年に一度理科を実施していますが、
英語の全国テストは初めてです。
「聞く・話す・読む・書く」の4技能を見るテストのようですが、
「聞く・話す」はどのようにテストするのでしょうか。
英語は大楽毛中でも大きな課題です。
学力向上に向けて努力していますが、
なかなか改善ができていません。
以下、朝日新聞DIGITALからの引用です。
英語4技能、中3に全国テスト
文科省「推進プラン」
高浜行人
2015年6月5日15時51分
文部科学省は 5日、中高生の英語力を上げるための「推進プラン」を発表した。全国の中学3年生を対象に、「聞く・話す・読む・書く」の4技能の新しいテストを2019 年度から導入することが柱。生徒は苦手な分野を自ら把握して中高での学習に生かし、教員は授業の改善につなげるのが狙いという。
新テストは数年に一度の実施を想定。具体的な方法は今後、議論する。毎年4月に2~3教科で実施されている「全国学力調査」の一部として加えることも検討する。
すでに英検などの民間試験を受けている生徒もいるが、義務教育の中学生には無料で受けられ、かつレベルに合ったテストが必要と判断した。今年7月と来年に、中3の一部に試行のテストを実施し、方法などを検証して本格導入の参考にする。
一方、高校生については19年度以降、大学入試に使う新テストが導入され、4技能の英語試験が採り入れられる見込み。別に試験を導入する必要はないと文科省はみている。
背景には、政府が想定しているほど英語力が伸びていない現状がある。
昨年、高3のうち約7万人を対象に初めて実施した英語力調査では、4技能別に7~8割が「中学レベル」(英検3~5級程度)の水準だった。文科省 は17年度までに「中学卒業時に英検3級程度以上が50%」「高校卒業時には準2級~2級程度以上が50%」という目標を掲げているが、実現にはほど遠い 現状が明らかになった。
「推進プラン」ではこの目標は維持したまま、さらに24年度には中高生とも「70%」を目指すと掲げた。中3対象の新テストのほか、都道府県に英語力の目標を立ててもらうことなども盛り込んだ。(高浜行人)