鳥取西中学校の2連覇で
幕を閉じた今年の地区中体連。
大会全般を総括します。優勝した鳥取西中学校は、
5月の教育長杯こそ4強入りを逃しましたが、
道東中学バレーボール大会で優勝、
地力のあるチームでした。
粘り強いレシーブで相手のアタッカーを
根負けさせていました。
準々決勝の桜が丘中との試合をフルセットで勝ち、
一気に波に乗りました。
準優勝の北中学校は
3年生1人の若いチームですが、
大健闘しました。
決勝トーナメント戦は組合せにも恵まれ、
第4シードの位置に入りました。
準決勝の白糠中との試合は、
フルセットにもつれ込む大接戦で、
一度はマッチポイントを相手に捕まれるも、
一気に逆転して勝利しました。
準決勝で敗れた2チームのうち、
景雲中は第2シードのチームで、
優勝候補の一角でした。
しかし、敗れた準決勝の鳥取西中との試合は、
なかなか自分たちの流れに持ち込めませんでした。
大エース加藤さんのアタックが決まらず、
苦しい展開が続きました。
0-2での敗戦は完敗と言わざるを得ません。
島田先生は捲土重来を期してほしいです。
準決勝で敗れたもう1チーム、
白糠中は今大会でサプライズをおこしました。
決勝トーナメント戦準々決勝で、
第1シードの鳥取中を接戦の末、
ストレートで下しました。
鳥取中との試合は高いブロックを生かし、
相手の攻め手を封じました。
おそらく無欲でつかんだ勝利だったと思います。
ベスト8で敗れたチームでは、
桜が丘中がいい試合をしていました。
キャプテンの坂下さんがレシーバーから、
アタッカーに変わり、セッターもやっていました。
鳥取西中との準々決勝は第1セットを奪いましたが、
第2セット以降少し息切れしてしまった印象でした。
第1シードの鳥取中は、
決して油断していた訳ではないでしょうが、
中体連の怖さをまざまざと感じたことでしょう。
相手チームの勢いに飲み込まれ、
最後までいつもの鳥取中のバレーが
させてもらえませんでした。
決勝戦がノーシード同士の対戦で、
私が知りうる限り、
この27年でこんなことは記憶にありません。
釧路もどこが勝つのかわからない、
群雄割拠の時代に入ったのかも知れません。